【アークナイツ】お局ラナにまみれた中でも園芸部員は出来のいいSSは見逃さない！GJ！！！！！

「エンカクさん、ハーブティーもらっていい？」「エンカク、この香料に使われてる花って……」「ねぇエンカク、植木が枯れちゃって……」「なぁエンカク……」

「……」

「おい、ラナ。なぜ引きこもっている。さっさと出てきて仕事しろ」
「仕事ならしてるわよ。ほら」
　部屋に訪ねてくるなり引きこもり呼ばわりしてきた長身のサルカズ剣士に向かって手元の書類をピラピラと煽る。
　次の瞬間、書類はすでに私の手にはなく不機嫌そうな表情のエンカクの眼前に掲げられていた。流石の早業。
「……これは急ぎじゃないな？」
　確かにその通り。療養庭園の仕事はなにも草花の世話だけではない。医療機関ゆえに処理しなければならない書類仕事も多い。
　しかし今はそれほど急ぎの仕事はない。先ほどまで見ていた書類も患者や子どもたちが草木に親しめるようなレクリエーションやセミナーの企画書だ。
「今は作戦で手が足りないだろ。なぜ俺が面倒な患者や来客のくだらん対応にここまで振り回されないといけない」
「……エンカクくんだってここのメンバーなんだから、そういう仕事だってきちんとしてもらうわよ」
「それとお前が手抜きをすることになんの関係がある？　いいからさっさと出てこい。手が回らん」
　……おっしゃる通り。今はポデンコもバグパイプさんも作戦行動に駆り出されている。まったくもう少し人選を考えてほしいものだ。でも……。
「……行きたくない」
「駄々をこねるな。働け」
　呆れたような調子でエンカクが大きな手を伸ばしてくる。掴まれれば力では絶対に敵わない。無駄だとわかっていても必死に身を捩り抵抗する。
「いーやーよー！　またお局様って言われるもの！」
　偶然聞いてしまったのだ。ポデンコやバグパイプさんに指導する姿を指して「厳しすぎる」「お局様みたい」と噂されているのを。
　確かに彼女たちには厳しく当たることも多い。キツい自覚もある。でもそれは愛情の裏返しでもあるのだ。……というのは自分本意な考えか。
　二人がめげない性格なのをいいことに無理難題を押し付けすぎていたのかもしれない。正直お局様呼ばわりされてると知ったときはかなりショックだった。
「お局様？　お前、そんな風に言われてるのか」
「……知らなかったの？」
「俺がそういう話に敏いように見えるか？」
　確かにこの男はそういった話には興味がないだろう。……正直、噂を知ってからポデンコ達やドクターやアーミヤと話すのも少し怖かったのだ。
　あまり拒否感なく会話出来ているのはエンカクの性格故か。傲慢さも時には役に立つ。
「それにしてもお局様、か……。確かに普段の言動は……フッ」
「あの……笑わないでくれる？　結構真面目に傷ついてるのよ？」
「……以外に繊細なんだな。くく、ふふふ……」
　知ってはいたがなんて失礼な男だろう。なにがツボに入ったのかわからないが笑いを堪える姿に怒りが湧いてくる。だが同時に少し元気も出てきた。
　確かに噂に翻弄されて庭園の世話を疎かにするなんて許されないことだ。それにポデンコ達やこの男にも叩き込んでやらなければならないことがたくさんある。
　お局様と呼ばれようが結局私のやることは変わらないのだ。
「ほらエンカクくん。いつまでも笑ってないで、仕事に戻るわよ」
「……あぁ、お局ラナさんの仰せのままに。ふふふ……」
「もう……！　ふふっ」

ラナハラきたな

これはいいラナハラ
最近エンカクの評価が上がりっぱなしだわ

サンキューエンカク

エンカクとくっつけばよいのでは？🤔

いくらラナさんが愛情だったと主張しても嫌味言った事実は覆らない
ラナさん被害者面やめようね？